閑話 座席を譲られること
03 October 2017
この頃、乗り物で座席を譲られることが多くなった。一番最初に譲られたのは、まだ53か54歳の頃。この時は大ショックだった。若い男の子だったけれど、その子にしてみれば自分の母親と同じ位の女の人、満員のバスでそれも仕事帰りで重いバッグ2つ持っていたから同情してくれたのかも知れない。それ以降は有難く好意を受けている。でも一度、譲られた席に座ったら、私より年上とおぼしき婦人が乗ってきて一瞬、席を譲ると好意を無にするかと迷った。その時は他の年下とおぼしき人が席をその婦人に譲ってくれた。それ以来、席を譲られたら振り返り、私より年上と思われる人がいると、その旨言って、感謝するが断っている。それにしても、40代の頃は年より若く見えると言われ、自負していたのだ。それがいつの間にか、年相応になっていた。ただ若者にしてみれば、50代も60代も、70代も年寄りにしか見えないのかも知れない。若々しいファッションでも、スタスタと歩いていても、もう年寄りとしか思ってくれないのだ。ちょっと寂しいけれど、これが現実。写真は先住民族が川でサーモンを追い込んで漁をするもの。散歩していて最近、見かけた。