子育て
04 November 2014 | バンクーバー
海あおい
子供の頃、休日のない母を見て母親になりたくないと思った。鷹ではなく、私と似た鳶が生まれることを思うと、子供も欲しくなかった。鳶でも親の言うことを素直に聞き、結婚しても親の近くに住み、老後を手厚く面倒見てくれる鳶なら良いが、私のように、親の言うことは聞かない、海外に住んでいるため親の老後もしっかり見られない鳶だったらなお更だ。その子育て経験のない私が孫の面倒を見ることになった。主人の娘が仕事でバンクーバーに3週間来ることになり、週に3回程朝から夜の7時くらいまで過ごした。4歳半と2歳弱の男の子。とても可愛いけれど、すごく疲れた。特に風邪気味で体調が悪かったときは逃げ出したかった。時には主人の方に行かせるようにした。つくづく私は子供を持たなくて正解だったと思う。ひどい母親になっていただろう。それにしても、働きながら子育てをした母親たちは大変だったと思う。全く自分の時間が持てない。と、考えていたが、働いている女性は働いている間は子供から離れる時間があるが、専業主婦の母親たちは朝から晩まで子供と24時間一緒で、これも疲れるだろうと思う。それ以上に、私の知らない、子供を持つ喜びや楽しみがあるとは思うけれど。血の繋がっていない孫でもこんなに可愛いのだから。写真は私の可愛い孫たち。