愛おしいもの
01 November 2015
今日からこちらは冬時間となり、時計の針を一時間遅らせた。朝から冷たい東風がベランダで植木の整理をしている私に容赦なく吹きつけてきた。寒いのなんのって、早く部屋の中へ入りたい気持ちを押さえて、まだ花や葉を付けている枝を根元まで切り落とした。来春までの約4カ月間のお別れだ。室内の植木はジョンの息子が時々チェックに来る時に水やり頼んであるが、ベランダの植木は誰にも世話を頼んでいない。屋根があるので強い雨や風がないと植木にまで届かないと思う。それで一番最初にメキシコへ長期で行った時、植木のことは諦めていた。ところが春に戻った時、花や葉を付けていて驚いた。今まで4年冬の間留守にして、しっかり生き残っているのを見る度、感動している。段々、愛着、執着も出てきたが、生きているもの、いつかはなくなるという覚悟はしている。とは言うものの、淡い期待も持っている。写真はベランダの植木の花や枝。捨てられないので、大きな花瓶やら小さいのやら総動員させて花瓶に活けた。それでも足りなくて、コップに挿したもの。