義理の母親
17 August 2013 | Kyoto
土曜日の朝。
旦那が、自分の母親に旅の報告をするため、わざわざ外へ電話をしに行った。
1時間ほどして帰ってきた彼の顔を見て、行くのをやめたんだな、とさとった。
こっぴどく叱れたみたい。
私はお義母さんから嫌われていると思っていたから、ちょっとだけ嬉しかった。けどその反面、本当にやめるの?という気がしないでもなかった。
その話題に触れないでいると、夜更けに旦那が、
「旅行、キャンセルしてもいい?」ときいた。
やっぱりか。
こういう時、「いいよ」とだけ言えたらどれだけ格好よかっただろう。
思わず、「うそやん。ほんまに?いや、あかんやろ」と言ってしまった。
暗い夜が続く。
朝になって、相談にのってもらっていた友達や自分の親に報告する。
旦那、行くのやめてんて。
みんな口を揃えて「良かったやん」といってくれた。
そうなのか?
今しかないこの時間に、行ってみないでいいんですか?
いいんです。
今しか行けなくても、行かなくたっていいんです。
口数の少ない旦那は、「今はやめとく」としか言ってくれなかったけれど、こういう葛藤の末、私たちを選んでくれたと思いたい。